消火栓ホース 耐圧試験とは??
消防用ホースの耐圧試験の概要
1. 点検の対象と頻度:
消防用ホースは、設置(製造年)後、10年を経過したものについて点検が実施されます。その後は、3年毎に定期的な点検が行われ、消防署に点検結果報告書が提出されます。
※ただし、「易操作性1号消火栓及び2号消火栓の保形ホース」は除外されます。
2. 点検の方法:
耐圧試験機等を用いて、ホースの端末部に所定の水圧を5分間かけて漏水しないことを確認します。この試験圧力は、ホース使用圧力と同じ値が使用されます。
3. 判断基準:
ホースの点検では、変形・損傷等がなく、ホース及び金具との接続部から著しい漏水がないことが確認されます。著しい漏水とは、噴水上の漏水または、継続する滴下が生じる状態を目安にします。
4. 点検の実施:
ホース耐圧作業は、建物関係者(点検会社等を含む)の立会いのもとで行われます。消火栓配置図等と照合し、設置位置等を把握・確認した上で、消火栓格納箱からホース結合金具部分を取り出し、耐圧試験機にセットします。その後、ホース使用圧まで徐々に加圧し、漏水等の異常がないか確認します。作業終了後は点検済みシールの発行を行い、格納箱の扉内側に貼り付けます。
5. ホースの交換:
消防用ホースを新たに交換した場合は、取り換え(ホース製造年)後、10年間は耐圧性能試験が免除されます。
耐圧点検に関する詳細や、ホースの交換については、お気軽にご相談ください。